日本は長いあいだ、「戦争をしない国」「平和国家」として歩んできました。
しかし、周辺には中国・北朝鮮・ロシアという軍事力の強い国々があり、ミサイル発射や領海・領空の侵犯など、緊張が高まる出来事が続いています。
その中で、
「日本は弱い」
「どうせ反撃してこないだろう」
と見られてしまえばどうなるでしょうか。
相手に「このくらいなら大丈夫だろう」と思わせてしまい、小さな挑発や圧力がエスカレートする危険があります。
これが、ここでいう「ナメられている(だから危機が迫っている)」という現状認識です。
「鳩」だけでは守れない平和がある
日本はこれまで、「平和国家」として、
- 対話・外交を重視する
- 軍事力の行使には最大限ブレーキをかける
という「鳩(ハト派)」の姿勢を大事にしてきました。
もちろん、これは日本の大きな財産です。
しかし、相手がこちらの話し合いに応じるとは限りません。
相手が「力」を背景に、こちらに一方的な譲歩を迫ってくる場合もあります。
そこで出てくるのが、
「平和を守るために、あえて『鷹(タカ派)』になる」
という発想です。
ここでいう「タカ派」は、
「戦争したい」という意味ではなく、
- 必要な自衛力はしっかり持つ
- やられっぱなしにはならない
- 相手に『手を出したら損だ』と思わせる
という、“抑止のための強さ”を指しています。
つまり、
- 鳩:話し合い・外交を大事にする心
- 鷹:相手に軽く見られないための備え
この両方をバランスよく持つことが、「これからの平和国家・日本の姿」ではないか、という問題提起です。
「軍国主義」ではなく、「民主主義のコントロール下の自衛力」
ここで一番大切なのは、過去の軍国主義と同じ道を絶対にたどらないことです。
- 軍部が暴走する
- 政治より軍が強くなる
- 国民の声が無視される
こうした道に戻ることは、絶対にあってはなりません。
そのうえで、
「あくまで民主主義(政治)のコントロール下で」
「自衛のための装備を強化する」
というのが、ここでの「解決策」です。
具体的には、どんな強化をイメージしているか
ここでいう「装備の強化」は、単にミサイルや兵器を増やす、というイメージだけではありません。
- サイバー攻撃への防御・反撃能力
- ミサイル攻撃に対する迎撃・反撃の仕組み
- 衛星・情報収集・通信などの防衛インフラ
- 有事の際に国民を守る避難・医療・ライフライン体制
これらを**「国民の代表である国会」と「選挙によって選ばれた政府」がルールに基づいて決め、管理すること**が前提です。
「相手に手出しをさせない」ための抑止
目指すゴールは、
「戦争をするため」ではなく
「戦争をさせないため」
です。
相手がこう考える状態をつくることが、抑止(デターレンス)です。
- 「日本に手を出しても、反撃されて自分たちも大きな損失を受ける」
- 「国際社会からも強い制裁を受ける」
だから「やめておこう」と思わせる。
そのための “見せる強さ” を、民主主義の枠組みの中で整えていく——
これが、ここで示している「解決策」の方向性です。
まとめ:平和国家だからこそ、「弱いまま」ではいられない
整理すると、次のようになります。
- 現状認識
- 周辺国の軍事力・挑発行為が続き、日本が「弱い」と見られれば危機が高まる。
- 目指す姿
- 日本はこれからも平和国家でありたい。
- しかし、「鳩」だけでは守れない平和もある。
- 平和を守るために、あえて「鷹」の要素(抑止のための強さ)も取り入れる。
- 解決策
- 軍部の暴走ではなく、民主主義のコントロールの下で、
サイバー・反撃能力などの自衛力を強化する。 - 相手に「日本に手出しをするのは損だ」と思わせ、
戦争そのものを起こさせない状態をつくる。
- 軍部の暴走ではなく、民主主義のコントロールの下で、
「平和=弱さ」ではありません。
むしろ、平和を真剣に守ろうとすると、どこかで「強さ」と向き合わざるを得ない、というのがこの考え方の核にあります。
日本がこれからも「戦争をしない国」であり続けるために、
私たち一人ひとりが「鳩」と「鷹」のバランスについて考え、
民主主義のルールの中で、どこまでの備えを認めるべきかを議論していく——


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